基本的なお手入れ
まずは美しいかかとを取り戻すための基本的なお手入れについてお話しましょう。かかとのひび割れも、ストッキングを履いた時に引っかかって伝線がいってしまうようなレベルになってしまうと、硬くなっている部分にクリームを塗り込む程度では浸透できないので効果があまりありません。
そこで基本的なお手入れということで、厚くなっている角質を取り除くことから始めるのをお勧めします。最初に入浴、足浴で角質をふやかします。お湯の温度は41~43度、湯船に10~15分間、汗が軽くにじみ出る程度まで入浴してください。少し熱い43~44度のお湯で足浴をするのでも構いません。
次にやすり(粗い面)で角質を削ります。足用やすり(フットファイル)で、かかとの硬くなった角質を削るのにはお風呂の後が処理がしやすく便利なのです。ただし、ふやけた状態なので削り過ぎには注意してください。目安はやすりの表面が乳白色になる位です。
次にやすりの細かい面の方で全体を整えます。ある程度角質を削り、今度は細かい面を使ってできるだけなめらかに整えていきます。ポイントは1度で全部取ってしまおうとせずに、1週間程度は経過を見ながら、再度ていねいに削るようにしていけば、削り過ぎは防止できます。
こうしてかかとが柔らかくなってきたら、削る頻度を2週間に一度、そしてもっと柔らかくなってきたら月に一度というように徐々に回数を減らしていくようにします。クリーム等のいろいろな製品の活用もいいのですが、まずはこうした基本的なお手入れを欠かさないようにする方が先決です。