冬は要注意
冬になってくると、ストッキングやタイツを履く時にかかと部分が引っかかりやすくなりませんか?こうした悩みを持つ女性は結構多いと思います。かかとのひび割れは外観上も良くありませんから、日常的なストレスのタネになってしまうかもしれませんね。
こうした状態というのは、実は30代を過ぎるあたりから増えていくのです。冬が近づくにつれて どうもかかとがカサついた感じになっていって嫌な予感がするものです。そうなってから慌てないためにも、事前に対策をしておきたいものです。
かかとの場合は、乾燥しやすい冬になると白くなってきて、ひび割れたりもして、とかくトラブルが目立つ部分です。かかとが他の部分と比較して乾燥しやすいのは、足裏には脂の出る皮脂腺が無いからです。顔の肌なら、乾燥してくると本能的に皮脂を出して保護しようとしますが、かかとの場合はどんなに乾燥状態になっても自ら潤いを作り出せないのです。
また、足裏は汗腺が特に多いのです。従って、寒い外から帰ってきて、暖房の効いた室内に入ると、今度は急速に温度が上昇して足裏が汗をかきやすくなります。通気性がよくないブーツを履いている時も、蒸れて熱がこもるので汗の量は増加します。濡れて乾くという繰り返しが続くと、潤い成分も奪われてしまい、結局かかとは乾燥が進んでしまうことになるのです。
一年で最も乾燥が進む11月~2月までの時期は、特に肌の水分量、皮脂の分泌量も減少します。放置していると、かかとを中心に、縦方向に割れ目がいくつも入って、まるで乾燥した鏡餅のようになってしまうかもしれません。冬になってから、慌てないよう、普段のお手入れをするのが大切なのです。