かかとをいつも ツルツルなめらかに保つコツ

製品を上手に利用する

 

 

次は製品類の上手な活用法です。ポイントは「角質層を柔らかくするために、たっぷり保湿」です。一般的にかかとの保湿のためには、尿素配合クリームが適しているとされていますが、尿素は角質を溶かす成分なので、正常な皮膚に過剰に使うと逆効果になります。

 

そして、かかとのひび割れが出血している状態なら、尿素配合クリームは刺激が強過ぎると思います。長期間使用するなら、セラミドを配合したクリームがお勧めです。セラミドは保湿成分で、かかとの保湿クリームとしては適しています。

 

また、セラミド配合のクリームを塗った上から更にワセリンを塗ことで効果がアップします。ワセリンに水分を補う効果はありませんが、水分を失わないようにするバリア効果があるからです。

 

ドラッグストアで売っているベビークリームも肌に優しくていいようです。製品によって内容の成分が異なるので、説明書きはよく読んで確認するようにしてください。

 

そして前項でも書きましたが、角質層を薄くするピーリングが大切です。角質を薄くすれば、体内から浸透してくる水分も角質まで届くようになって乾燥を防止します。また、かかとの伸縮性もよくなるので、ひび割れの痛みを防ぐことができます。

 

ピーリング前には、入浴し、更に保湿クリームを塗って、かかとの角質を柔らかくしておくのがポイントです。やさしくお手入れし、保湿クリームを塗ったら、綿の靴下、かかとケア用の靴下を履きます。これで保湿効果がかなりアップします。

 

更に、家に居る時は裸足の時間を減らすことで、かかとの乾燥を防止しやすくなります。靴下をはいて寝るのでも効果的です。靴下を履いて寝ることに慣れない人は、つま先部分の無いかかとケア用の靴下を利用しましょう。