かかとをいつも ツルツルなめらかに保つコツ

角質肥厚

 

 

かかとのお手入れについてお話しする前に、「角質肥厚」についても説明しておきましょう。ズバリ、乾燥や加齢によって「角質肥厚」の状態になりやすいのです。肌の乾燥が進んでいくとターンオーバーが乱れて、古い角質が正常にはがれずに肌に留まり続けるようになります。そうなると、角層が厚くしかも硬くなっていき、それを「角質肥厚」と呼ぶのですが、かかとが分厚くなっていきます。

 

正常な角層とは、0.02~0.03mmという薄さのことで、この状態を維持できていれば、保湿因子やセラミドによって角層を満たし、潤いも保つことができます。つるつるの憧れのかかとの状態です。

 

しかし、「角質肥厚」になってしまったかかとでは、潤いを失った厚みがある乾燥した状態なので、実際に触ってみても、表面が硬くガチガチで白っぽくなってしまった感じになってしまいます。

 

ターンオーバーの乱れの原因は乾燥だけではありません。他にも、疲労、ストレスの蓄積から、体内ホルモンのバランスが乱れて体調リズムを整えるのが難しくなり、肌の新陳代謝、バリア機能が低下することからかかとが分厚くなることがあります。かかとも顔の肌と同じで、加齢によって肌の再生力が衰えますから、年々かかとの乾燥は悪化してしまうというのが現実です。

 

外側からの摩擦や圧迫などの刺激も原因になります。肌は刺激があると、防衛反応によって角質を厚く硬くして守ろうと働きます。こうした原因が重なってかかとが硬くなっていくのですが、さて、では厚くなった角質はどのようにケアすればいいのでしょうか?